【新唐人2014年11月18日】20カ国・地域首脳会合、G20(ジートゥエンティー)が16日、オーストラリアで閉幕しました。中国の習近平国家主席は17日、キャンベラの連邦議会議事堂で初の演説を行いました。一方、議事堂の外では法輪功学習者らが平和的な抗議活動を展開し、迫害の停止を求めました。オーストラリアのメディアは、法輪功問題は中国が最も解決を急ぐべき問題であると報じるとともに、中共による臓器狩りの罪悪も暴露しました。
G20の開催を控えた14日、オースオラリア放送協会、ABCは、外界が最も注目していた議題をまとめた特別報道番組を放送しました。
番組は、中国で最も解決を急ぐ問題として、法輪功学習者のジョーン・モウ(孟約翰)さんを取材しました。北京の清華大学で教師を勤めていたモウさんは1996年に法輪功の修煉を始めました。1999年、中共当局による迫害開始後、モウさんは人々に迫害の真相を伝えたことを理由に、合わせて9年間刑務所に入れられました。この期間中、激しい拷問、強制洗脳、睡眠剥奪、強制労働など、数々の迫害を受けました。また、何度も強制的に血液検査をさせられたこともあるそうです。臓器狩りの犠牲者になりかけたのです。
モウさんはG20に出席した習近平主席に、法輪功への迫害を停止し、迫害の元凶である江沢民などを逮捕するよう求めました。
15日午前、ブリスベンのエマ・ミラー公園では、法輪功学習者による集会が開かれ、各国の首脳および国際メディアに向け、中共の法輪功迫害および臓器狩りの停止を呼びかけました。多くのメディアが集会に注目し、ブリスベンの複数の大手メディアが報道を行いました。
中国語雑誌「中国事務」 伍凡編集長
「豪州メディアも豪州国会議員も人権を強調し、法輪功、チベット、新疆問題を取り上げました。法輪功学習者は豪州メディアの取材を受け、受けた迫害や臓器狩りの問題を訴えました」
法輪大法の公式サイト「明慧ネット」の報道によると、オーストラリア「緑の党」のクリスティン・ミルン党首は、もし習近平のオーストラリア訪問期間中にオーストラリアが人権問題に言及しないのなら、豪中関係は貿易と金銭のみを重んじる関係にとどまり、そうなるとオーストラリアの立場が損なわれるだけでなく、国際安全も損なわれると示しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/18/a1154713.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)